AdSense クローラ エラーについて (1): robots.txt ファイルと広告の精度について
2011/11/29
2011 年 11 月 29 日
ラベル: 最適化
ラベル: 最適化
AdSense でより多くの収益を獲得できるようサイトを最適化するには、テキスト広告とイメージ広告の掲載設定、Google 推奨の広告フォーマットの使用、広告掲載場所の拡大など、さまざまな方法がありますが、簡単でありながら見落とされがちな最適化のヒントがあることをご存知でしょうか。それが、robots.txt ファイルの確認です。
robots.txt ファイルとは
サイトの robots.txt ファイルは、サイトにアクセスできるウェブ クローラ、ウェブ ロボット、検索エンジンを判断する門番のような役割を果たします。
アクセスが許可されているクローラやロボットには、ページの表示やサイトのインデックス登録などが許可されます。許可されていない場合は、robots.txt ファイルの指定に基づき、サイトの特定の部分の表示やインデックス登録が制限されます。
AdSense の広告が表示される際には AdSense ウェブ クローラーの結果が利用されます。具体的には、AdSense ウェブ クローラが、ページのコンテンツをスキャンし検出したキーワードに基づき、AdSense で表示される広告が決定されます。そのため、robots.txt ファイルで AdSense クローラがブロックされていると、関連する広告をサイトに表示することが難しくなります。その結果、ユーザーに関連性の低い広告が表示され、クリック率の低下につながります。
対処方法
[お持ちのドメイン名]/robots.txt にある robots.txt ファイルのコンテンツを確認し、AdSense の広告クローラにサイトの表示を許可するよう設定します。具体的には、robots.txt ファイルの先頭に次の 2 つの行を追加します。
User-agent: Mediapartners-Google
Disallow:
これにより、AdSense の広告クローラがサイトにアクセスして、関連性の高い広告を表示できるようになり、広告収益の増加が期待できます。なお、この変更によって Google 検索結果でのサイトのランキングに影響が生じることはありません。robots.txt ファイルにこの 2 行を追加すると、AdSense コードが設定されたページにより関連性の高い広告が表示されるようになるだけで、AdSense 広告コードが設定されていないページへの影響はありません。
エラーの発生した URL がある場合は、AdSense アカウントにログインして、ホームページで [アカウント設定] をクリックし、[アクセスと認証] で [エラーを表示] をクリックして確認できます。
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管理画面 クローラ エラー表示例 |
「AdSense クローラ エラーについて」の 2 回目の投稿では、クローラのログインに関する問題とその解決方法についてご説明します。
Posted by Andrew Boni - Inside AdSense チーム
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