2011 年 4 月 11 日

サイト運営者様によっては、AdSense の設定を [テキスト広告のみ]、または[イメージ/リッチメディア広告のみ] にされている方もいらっしゃるかと思います。しかし、どのタイプがよいのか悩まれているサイト運営者様もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はこの広告タイプの切り替えについての米国での成功事例をご紹介いたします。



funcheap ロゴ
FunCheapSF.com(英語) は米国サンフランシスコ の特にベイエリア付近の無料・格安イベントの情報を提供するオンライン リソースサイトです。このサイトでは、テキスト広告とイメージ/リッチメディア広告 の両方を有効にして、収益を大幅に増やすことに成功しました。創設者の Johnny Hayes 氏にお話を伺いました。

Inside AdSense(以下、IA): FunCheapSF.com はどのようにして始まったのですか。
Johnny Hayes: サンフランシスコに移った当時、実はなかなか仕事が見つからず、時間だけはたくさんあったので、市内でお金をかけずに参加できるイベントの情報を集めるようになりました。

2003 年にはこのような情報をまとめたメールを週 1 回の頻度で友人に配信し始めたところ、人気が出てきたため、FunCheapSF.com というサイトを立ち上げることにしました。

IA: AdSense を始められたのはいつ頃ですか。
JH: AdSense を始めたのは 2007 年 3 月のことで、オンライン広告収入を得たのはそのときが初めてでした。その後サイトのコンテンツが充実し、トラフィックが増える中、AdSense の収益も順調に増え続けました。

FunCheapSF.com 創設者Johnny Hayes 氏
IA: テキスト広告とイメージ/リッチメディア広告の両方を有効にされたのはなぜですか。
JH: 数か月前、AdSense からのメールで、テキスト広告を有効にしておらず、イメージ広告しか表示していないことに気付きました。

イメージ広告しか表示していなかったのは、そのほうがユーザーに洗練されたイメージを与えられると思ったからなのですが、そのメールによると、イメージ広告を使用する広告主は数多くいるものの、それを上回る数の広告主がテキスト広告を使用しているとのことでした。

イメージ広告だけを表示することで、こういったテキスト広告からの収益機会を失うことになります。また、これらのテキスト広告はイメージ広告より入札額が高い場合だけ表示されるとのことなので、表示しない手はないと思い、[テキスト広告とイメージ/リッチメディア広告] に設定を変更しました。その結果、手間もかからず、ほとんどリスクも負わずに収益にプラスの効果が期待できました。

IA: 結果はいかがでしたか。
JH: テキスト広告とイメージ広告の両方を有効にしてから、収益は 51 % 増え、平均 eCPM *(有効インプレション単価)は約 60 % 上昇しました。

他のサイト運営者の方にもテキスト広告とイメージ広告を両方有効にすることをお勧めします。設定はとても簡単でしたし、AdSense からのメールに書いてあった手順を行うだけで、数分もかかりませんでした。また、チャネルを設定することもお勧めします。どの地域や種類の広告が収益をあげているかがわかりますし、今後の改善にも役立ちます。

*新しい管理画面をご利用の場合は、eCPM ではなく、別称の RPM(インプレッション収益)と表示されています


設定方法
テキスト広告とイメージ広告を有効にするには、広告ユニットの設定を更新するだけでコードの貼り替えは必要ありません。
  1. AdSense アカウントにログインして、新しい管理画面の [広告の設定] タブをクリックします。
  2. タイプを変更したい広告ユニットを選択します。
  3. [操作] から [広告タイプを編集] を選択し、[テキストとイメージ/リッチメディア広告] に変更します。
  4. AdSense の収益への影響を後で確認できるよう、カスタム チャネルを設定します。

Posted by Inside AdSense チーム

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