AdSense ユーザー向け Analtyics 講座 第 4 回 ユーザーの流れを知るには
2009/08/14
2009年8月14日
Posted by 清水 千年 Analytics 担当
追記 (8/26/2009):
Posted by 清水 千年 Analytics 担当
ご好評いただいております、Google Analtyics 講座も第 4 回、最終回となりました。
ここでこれまでご紹介した内容についてまとめさせていただきます。
今回は [トラフィック] ページ でユーザーがどのようにウェブサイトに来ているか(トラフィック)を見る方法をご紹介します。より多くのユーザーに訪れてもらうウェブサイトを作るヒントにしてください。
"トラフィックの種類"
トラフィクは大きく分けて 3 つに分類されます。
1. ノーリファラー : ブックマークをクリックして、またはブラウザにサイトの URL を直接入力して訪れているユーザーの分類
一般的にはブックマークから来るuserはサイトに頻繁に訪れる大切なユーザーである可能性が高いと考えられます。また逆に、ブログなどで更新がなかった場合はすぐサイトの外に出てしまい、直帰率を上げてしまうこともあります。
2. 参照元/メディア : 他のサイト(検索エンジン、ノーリファラーなどを除く) などから訪れているユーザーの分類
3.検索エンジン: Google や他の検索エンジンで検索して訪れているユーザーの分類
検索エンジン経由で来ている場合は、Google やその他の検索エンジンからどのようなキーワードを検索した結果、自分のウェブサイトを訪れているかがわかり、ユーザーがどんな興味、関心を持ってきたかを見ることができます。
サイト運営者様のサイトに来るユーザーを継続的に成長させるためにはこの 3 つのトラフィックのバランスを保つことが重要になります。
たとえば、ノーリファラーのみが突出して大きい場合、検索や外部リンクからのトラフィックを
ほとんど見込めないため、徐々にPVがさがっていく傾向がございます。
新たなユーザーを獲得するためにも、下記URLの記事を参考にする事をお勧めいたします。
参考: 「conversion university: SEO (検索エンジン最適化) におけるサイトマップの活用」
"アドバンスセグメントで、トラフィック分析を簡単に"
それぞれのトラフィックから来たユーザーをさらに分析する場合、アドバンスセグメントが役立ちます。
実際に使い方を見てみましょう。
まずは以下の手順でアドバンスセグメントの新規作成ページを開きます。
1. 画面右上のアドバンス セグメントの[全セッション] をクリック
2. [アドバンス セグメントの新規作成] をクリック
次に、実際にどのように使うかを例に沿ってご紹介します。ここでは、Google ニュースから訪れてきたユーザーがどのようなページを見ているかを分析します。
1. サイドバーの [ディメンション] をクリック2. [トラフィック] をクリック3. [参照元] をドラッグして、[ディメンション または 指標] に移動4. [条件] を [含む] にし、値に[news.google.co.jp] と入力5. お好きな名前 (例えば、「トラフィック:Google ニュース」など)を付けて [セグメントを保存] をクリック6.今作った名前のセグメントの横にある [レポートに適用] をクリック
これで、news.google.co.jp から来たユーザーだけのレポートを見ることができます。
なお、画面右上のアドバンス セグメントの横のプルダウンメニューをクリックすることで、すでに作ったアドバンス セグメントを一覧、選択することができます。
このようにアドバンスセグメントを使えば、これらの参照元から来たユーザーに人気のコンテンツのレポートを見ることが可能です。一つのトラフィックからくるユーザーをひとまとまりに考える事で、新たな視点でサイトのデータを見ることが出来ます。
以下の画面は、先ほど作ったnews.google.co.jp かた来たユーザーのみのレポートと、アドバンスセグメントを付けていないときに見えるすべてのユーザーのレポート ([全セッション])の両方を表示した場合です。こうすることで、全体の動きとnews.google.co.jpから来たユーザーの傾向の違いなどを見ることができます。
"ページビューの変動をトラフィックから分析"
ページビュー(PV)が大きく変化したときにも、この [トラフィック] 項目を確認すると、その変化の原因などがわかることがあります。
よくある原因として、人気サイトやニュースサイトにリンクが貼り付けられ、そこからのトラフィックが一時的に急増した、というものがあります。こんな時は、上記のアドバンスセグメントを使って、そのサイトから来た人用のレポートを作り、その後、リピーターとなっているかをチェックしてみましょう。
"収益性の高い・低いユーザーはどこから来るかを探る"
[AdSenseの参照元]では参照元別のAdSenseの収益をみることが出来ます。トラフィックのCTRが低い場合は、それらの導線のリンク先とコンテンツの内容が合致していないため、高い離脱率をもつ可能性があります。
また、収益効率の良いトラフィックをさがし、CTRの高いページへの導線を作ること/それらのユーザーが直帰しないようなサイトを作ることを検討致しましょう。
CTRの高いトラフィックから来るユーザーはお客様のサイトに非常に興味をおもちの可能性が高いユーザーです。
ユーザーがいろいろなページを見やすいサイトの構成に(人気記事をページの右側に記載するなど)し、より多くのページを見てもらえるよう工夫してください。
Analytics のデータをただ見るだけでなく、課題を見つけ、変更し、1週間程度傾向を見てから、また変更、と幾つかのパターンを試してサイトの改善に役立てていただければと思います。
Google Analyticsには自動レポート機能も付いていますので、それらを使い、担当者に定期的にカスタマイズしたレポートを送ることも可能です。是非Google Analyticsをサイト運営者様のビジネスに活用してください。
これで、AdSense ユーザー向け Analytics 講座は終わりです。今後も、こちらのブログで皆様に役立つ機能をご紹介していきますので、お楽しみに。
今までのAnalytics 講座の記事のリストを記事上部に掲載いたしました。
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